演歌界の“黒船”として一世を風靡したジェロさんが、2018年5月12日付の公式ブログで、無期限の活動休止を発表しました。
その背景にはどのような理由があったのでしょうか?
そこで今回は、
1・ジェロの引退理由3選と現在の姿
2・ジェロの結婚やおばあちゃんとのエピソード
3・反響を呼んだジェロのデビュー曲「海雪」
について調べてみたいと思います。
ジェロの引退理由3選と現在の姿
ここからは、ジェロが引退(正確には音楽活動無期限休止)した理由3つと現在の姿について調べてみました。
理由1・IT業界へのキャリア転身のため
ジェロはボストン大学大学院で情報科学・セキュリティを学び、卒業後コンピューター関連の仕事に本格的に就くことを決意したため、演歌歌手の活動を休止しました。
まず、ジェロはもともとピッツバーグ大学で情報科学を専攻し、演歌歌手デビュー前にも日本のIT企業で2年間システムエンジニアとして働いていた経験があります。
その後、演歌歌手として大きな成功を収めましたが、30代後半に再びIT分野への復帰したいと考えたことが、活動休止の理由になったのでしょう。
理由2・新しい挑戦と自己実現への意欲
ジェロは演歌歌手としてデビューし、日本で大きな注目と成功を収めましたが、次第に「自分の可能性をさらに広げたい」「他の分野でも社会に貢献したい」という強い願望を持つようになりました。
大学院修了後、学んだ技術や専門性を活かすため「今しかない」と判断し、IT分野でのキャリアシフトを決断しました。
実際にアメリカの企業や日本のIT企業でコンピューターエンジニアとして新しいキャリアに挑戦しています。
理由3・歌手活動との両立が困難だったため
ジェロが「歌手活動との両立が困難だった」と感じた背景には、IT分野の勉強や仕事が本格化し、物理的・精神的に2つのキャリアを同時に極めることが難しくなった現実があります。
まず、ジェロはボストン大学大学院の通信制プログラムで情報科学・セキュリティを学び、課題やオンラインディスカッション、レポート執筆などをこなしながら生活していました。
このプログラムは働く社会人向けですが、専門性が高く、要求される自己管理力も非常に大きいため、活動の両立には大きな負担が伴いました。
本人も「どちらも中途半端になりたくなかった」「ITキャリアに“フルコミット”しなければプロとして認められない」と語っており、自分の人生やキャリアを切り拓くためには、どちらか一方に専念する必要があったと考えられます。
ジェロの現在の会社はアメリカ?現在の姿や年齢は?
2025年現在、ジェロはアメリカに帰国してコンピューターエンジニアとして働いています。
16年から米ボストン大学大学院の通信制で情報科学セキュリティーについて学び、18年春に修了、活動休止後からインターネットセキュリティーのスペシャリストとして都内の外資系企業に就職したとみられる。元々コンピューターに詳しく、08年のデビュー前にもシステムエンジニアとして約2年、日本のIT企業に勤めていた。
そんなジェロだが、番組のVTRによると、現在は米国に帰国し、コンピューターエンジニアをしているという。
引用:スポニチAnnex
コンピュータエンジニアは、ハードとソフトの橋渡し役として、設計・開発・最適化・保守に関わる技術者です。
高い分析力や幅広い専門知識、チームとの調整力が求められ、先進技術と共に成長し続けるプロフェッショナルな職種です。
ジェロの具体的な勤務先については公表されていないので特定はできません。
ジェロは2025年現在、43歳になっています。
そして現在の姿がこちら。2024年のクリスマスの家族写真のようですね。
昔と全く変わらない姿で、元気そうです。
ジェロの結婚やおばあちゃんとのエピソード
ここからは、ジェロの結婚についての噂や、おばあちゃんとのエピソードについて調べてみました。
ジェロは結婚している?
ジェロは2025年現在結婚しておらず、独身です。
ジェロは過去のインタビューや報道でも結婚していないことを明言しており、交際相手や彼女の情報も公になっていません。
また、結婚に関する噂として演歌歌手の森山愛子さんとの極秘結婚説がありましたが、これに関しては確証がなく、両者ともに未婚ですし、信頼できる報道でも結婚は確認されていません。
森山愛子さんとはSNSなどで仲の良さそうな写真を投稿されることがあり、結婚を噂されたようですが、ジェロさんのXなどを見ると男女問わず色々な方との交流をしているようなので、その中の1人ということなのでしょう。
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おばあちゃんの影響で演歌歌手に
ジェロとおばあちゃんとのエピソードで特に有名なのは、ジェロが幼少の頃、休日ごとに祖母と母と3人でカラオケを楽しんでいたことです。
当時の祖母の歌唱映像が、ジェロのデビュー10周年コンサートでステージスクリーンに映し出され、ジェロ自身が田端義夫の「かえり船」を祖母とのデュエットとして歌う演出が行われました。
このときジェロの母親も客席で涙を流すほど感動的な場面となりました。
コンサートではこの日のためにアメリカから来日した母が見守る中、いつかはやりたいとジェロ自身が思い描いていた亡き祖母とのデュエットが実現。ジェロが幼少の頃、休日のたびに遊びに行き、祖母と母との3人でカラオケを楽しんでいた当時の祖母の歌唱映像がステージスクリーンに映し出され、思い出深い田端義夫の「かえり船」をジェロがデュエットで歌うという演出に、客席で見つめていた母も号泣しジェロ本人も感極まった。
引用:ビルボードジャパン
ジェロは「おばあちゃんがいなければ自分が日本へ来ることも、演歌歌手として歌うこともなかった。天国で聴いているおばあちゃんに感謝の気持ちを込めて歌った」と語っています。
幼少期から祖母の影響で演歌を聴き始め、自分でも祖母を喜ばせるために歌い始め、やがて演歌の道に進むことになったのだそうです。
演歌を聴くと、3年前に亡くなった祖母を思い出すというジェロ。「僕が演歌を歌ってみせるたび、おばあちゃんはそれはもううれしそうな顔をしました。おばあちゃんが大好きだったから、しょっちゅう演歌を聴かせてあげたものです。そのうち自分が演歌に夢中になって、将来は演歌歌手になりたい、なんて思うようになったんですよ」
引用:AFP BBニュース
また、紅白歌合戦に初出場した際には「1982年から毎年欠かさず祖母と紅白を見ていて、出場すると約束していた」と語り、祖母との強い絆と約束を守ったことにも触れています。
このようにジェロの演歌歌手としてのキャリアや日本との縁には、祖母の大きな影響があり、祖母への感謝や思いはジェロの活動の原動力となっているんですね。
反響を呼んだジェロのデビュー曲「海雪」
ジェロのデビュー曲「海雪」の動画はこちら。
2008年に発売されたジェロのデビュー曲「海雪」は、当時非常に大きな反響と人気を呼びました。
なぜそんなに大きな反響があったのか、その理由について探ってみました。
異色の演歌歌手としての話題性
ジェロは日本人の祖母を持つアフリカ系アメリカ人であり、黒人の演歌歌手という独特のキャラクターが注目を浴びました。
伝統的に日本の高齢層中心のジャンルである演歌に、新風を吹き込む存在としてメディアや若者の興味を引きつけました。
楽曲の質の高さと作詞作曲陣の名声
「海雪」は秋元康が作詞、宇崎竜童が作曲を手掛けており、演歌の持つ叙情的で切ない世界観が緻密に表現された曲でした。
報われぬ愛と切なさを描いた歌詞とメロディーが幅広い層の共感を呼び、特にジェロの透き通るような声と独特の歌い回しが際立っていました。
演歌への新しい入り口としての役割
若い世代を中心に演歌離れが進んでいた中、ジェロの存在と「海雪」のヒットは「演歌がクールに生まれ変わるきっかけ」として捉えられました。
実際、ジェロの歌声に触れて演歌を初めて好きになったという若者も多く、演歌の新しいファン層開拓に貢献しました。
彼の歌声にうっとりと聴きほれていた30代の女性ファンは「ジェロが演歌と日本語の美しさ、そしてわたしたちが忘れていた日本人の魂に、再び目覚めさせてくれたの。外国人にそれを教えられるなんて・・・本当に驚いてしまうわ」と語った。
引用:AFP BBニュース
オリコンチャートでの好成績と新人賞受賞
発売当初から「海雪」はオリコンチャートで初登場4位を記録し、演歌歌手のデビュー曲としては過去最高の売り上げを記録しました。
さらに2008年の日本レコード大賞最優秀新人賞や日本作詩大賞大賞なども受賞し、その実力と人気が広く認められました。
ユニークなパフォーマンスとファッション
野球帽やパーカー、ヒップホップ風のファッションスタイルを演歌の歌唱と融合させるというジェロの独特なスタイルが話題を呼び、歌の新旧文化の橋渡し役として象徴的でした。
「海雪」はジェロのユニークな存在感と楽曲の高い完成度、そして日本の演歌に新たな魅力をもたらしたことが大きな反響を呼んだ理由なのでしょう。
まとめ
現在はアメリカでコンピューターエンジニアとしての道を歩み始めたジェロ。
しかし完全に引退したわけではなく、演歌への情熱は今も変わらないといいます。
いつかまた歌手として舞台に立つ日がくるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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