1980年代のバレーボール黄金時代に、河合俊一さんや熊田康則さんとともにバレーボール界をリードしてきた井上謙(いのうえゆずる)さん。
現在はテレビで見かけることもなくなりました。今はどのようにされているのか気になりますよね。
そこで今回は
1・井上謙の現在は?
2・井上謙の若い頃の活躍や画像
3・井上謙の結婚相手は?
について調べてみたいと思います。
井上謙の現在は?
日立ハイテクノロジーズに所属し、現在は再雇用で引き続き同グループで働いています。
井上謙の現在の仕事
井上謙さんは2002年から日立グループで勤務。2008年からは東京で日立ハイテクノロジーズに所属し、障害者雇用支援センターで部長を務め、現在は再雇用で引き続き同グループで働いています。
「日立ハイテクグループ全体の障害者雇用をコンサルティングしています。約3年間部長の肩書で、部下6人の部門を率いていましたので、去年2月に60歳定年を迎え、再雇用で一社員となった今は、気持ちが楽になりましたね。ただ、部長のときも部下が優秀で、自分は助けられてばかりだったのですが(笑)」
引用:日刊ゲンダイ
バレーボール指導や普及活動も
女子バレーボールの指導にも積極的に関わり、2021年から2022年にはルートインホテルズブリリアントアリーズ(現・信州ブリリアントアリーズ)でエグゼクティブディレクター兼監督を務め、2023年には母校・順天堂大学女子バレーボール部の監督も担当しました。
デフバレーボール男子代表スーパーバイザー就任
2024年には日本デフバレーボール協会の男子代表チームのスーパーバイザーに就任し、デフリンピックなど聴覚障害者スポーツの支援にも力を入れています。
【デフバレーとは】
デフ(聴覚障害者)によるバレーボールのこと。チームメイトの声、審判の笛の音、ボールをはじく音などが聞こえない(聞こえにくい)選手がプレーをする。一般社団法人日本デフバレーボール協会が主催するものとして、デフカップやマスターズカップがある。また、最高峰の国際大会としては4年に一度行われるデフリンピックがあるほか、世界選手権なども行われている。
(日本デフバレーボール協会公式サイトより)

一般企業の社員として働く傍ら、バレーボールに関わる仕事も続けているんだね
井上謙の若い頃の活躍や画像
現役時代は川合俊一さん、熊田康則さんと共に「バレーボール界のビッグ3」と言われ、日本バレーボール界をリード。笑顔が可愛いと女性からの人気も高かったようです。
プロフィール
生年月日:1963年2月15日(62歳)
出身地:広島県広島市
身長:195㎝
体重:88㎏
大手製紙会社に勤務した父親の転勤が多く、長野県岡谷市や静岡県由比町(現・静岡市清水区)などで育ちました。
バレーボール選手としての経歴
岡谷工業高校、順天堂大学を経て、1985年に日本鋼管(現JFE)に入社、同年に全日本代表入り。サウスポーのミドルブロッカーとして高い打点と重いスパイクを武器に活躍し、1985年ワールドカップ、1986年世界選手権、1988年ソウル五輪などに出場しました。
1985年神戸ユニバーシアードで優勝、1985年日本リーグ敢闘賞、1987・1988年日本リーグベスト6などの受賞歴があります
1994年、所属していたNKKナイツの廃部に伴い1995年に退任。1996年からは日立国分トルメンタでコーチ兼任選手となり、1998年に現役を引退。その後も2002年まで同チームの監督を務めました。
熊田康則さん、川合俊一さんとともに「バレーボール界のビッグ3」と呼ばれ、80年代男子バレー人気を牽引しました。
愛くるしい笑顔で人気に
井上謙さんは、歴代男子バレーイケメンランキングで21位にランクインしています。
上位はパリオリンピックに出場した最近の選手の中、1980年代の選手が今でもランクインするのはかなり人気が高い証拠ですよね。
イケメンランキングでのコメントがこちら。
バレーボールに真摯向かう姿勢が素敵でした可愛い顔とは逆で気が強く負けん気がありキャーキャー騒がれるのはイヤそうでしたそこがまた男らしく素敵です人気実力ともNO1です
引用:男子バレー選手イケメンランキング
当時から笑顔がかわいいと女性から人気があったようですね。
若い頃の画像
ここからは若い頃の画像や動画を集めてみました。
バレーボールマガジンの表紙1
バレーボールマガジンの表紙2(正面下)
雑誌の特集ページ
月刊バレーボールの表紙(左上)
全日本男子ビデオアルバムの動画
いかがでしたか?
多くの雑誌の表紙を飾っていて、当時の人気ぶりが伺えますね。
井上謙の結婚相手は?
井上謙の結婚相手は、元新体操選手です。
元新体操選手だった
1994年、出身の長野県岡谷工業高校のバレー部の監督夫妻の紹介で、1歳年下の元新体操選手と結婚しました。
一般的なメディアや公的なプロフィールでは奥様の名前などは公開されていません。
現在は東京都内で、リズム体操指導団体を主宰しているそうです。
息子が発達障害
井上謙さんには一人息子がいますが、広汎性発達障害なのだそうです。
「息子の障害は重く、こちらの話は多少理解できますが、意思表示は苦手です。息子が1歳の頃、医者から発達障害の可能性を指摘されたときは大きなショックを受け、『成長すれば普通の人と同じになるんじゃないか』と、受け入れられるまでに何年もかかりました。でも、息子のおかげで僕自身が多くを学び、バレーの指導にも役立ったと思います」
引用:日刊ゲンダイ
他の子が普通にできることも自分の子にはできないことも多かったんだとか。
でも、だからこそできるまで待ってあげたり、認めてあげたり、いいところを見つけてあげることができるようになったそうです。これはバレーボールの指導に通じることでもあります。
発達障害のある息子さんがいたからこそ、多くを学び、バレーボールの指導に生かすことができたそう。
そしてそれは仕事にも生かされているようです。
「仕事は具体的には、就職を希望する障害者のいる学校や支援機関を訪問したり、障害者本人と面談したり。自分の息子に障害があるので、彼と接するなかで学んだことが役に立っています」
引用:日刊ゲンダイ
発達障害のある息子さんの子育て経験を通じて、障害者雇用や社会的支援にも強い関心を持ち、実際に企業内での障害者雇用促進にも携わっているようですね。
まとめ
80年代男子バレー界を代表するスター選手として活躍した井上謙さん。
引退後も指導者や社会貢献活動、障害者雇用支援など多方面で活躍を続けているようですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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